
ジブリの文学 - Ghibli No Bungaku
2013年9月、
宮崎駿監督は『風立ちぬ』を最後に長編映画からの引退を発表。
日本中が悲しみに包まれるなか、プロデューサー鈴木敏夫は、
ひとり壇上で安堵の笑みを浮かべていた。
「これでやっと老後の計画が立てられる」。
2016年7月、その計画は音を立てて崩れ落ちた。
宮崎監督から、「新作長編」の企画書を手渡されたのだ。
そこには三つのことが書かれていた……(「あとがき」より)。
『ジブリの哲学』から五年半、待望の続編となるドキュメントエッセイ集。
自らを「編集者型プロデューサー」と呼ぶ著者は、時代の空気をつかむために、
どんな本を読み、いかなる文章術を磨いてきたのか?
朝井リョウ・池澤夏樹・中村文則・又吉直樹といった
現代を代表する作家たちを迎え、何を語るのか?
歴史的大ヒットを支えた〈教養〉と〈言葉の力〉、
そして〈ジブリの現在〉がこの一冊に。
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